早期幼児教育をするのが望まれるのは、楽器関係でしょう。もし、子供に才能がある場合は、幼児教育できるかどうかが大きなカギとなります。しかし、その才能を生かしてその道で収入を得るようになる人の割合は非常に少ないため、才能を伸ばしたからといって、それが必ずしも良い結果を生むとは限りません。プロになるくらいであれば、そこまでにかかる教育費は並大抵の額ではないでしょう。

お金の問題だけではないことではありますが、純粋に費用対効果を考えた場合、早期教育をしなければ大きな損害、となることはほとんどなさそうです。プロにならなくても、素養があるだけでいい、ということなら、早期教育するかいはあるでしょう。ただ、機会を与えても、素養レベルにも至らないことは往々にしてあります。その場合は無理じいせず、子供の適性と割り切ることが大事です。

語学関係の早期教育はあまり好ましくないとする見方もあります。人間の頭は、一つの言語しか操れないようにできているとする考え方です。バイリンガルも、多言語を操る人も大勢います。ただ、それらすべての言葉を流ちょうに操ることで、脳に相当な負担がかかり、好ましくない影響が出ることもある、という見方があるのです。

ましてや幼児教育の段階です。子供は言語を憶えるのも早いけれども忘れるのもあっという間なので、脳への悪影響はそれで防げているのかもしれません。子どものうちにバイリンガルになったとしても、母国語とする言語が中途半端にならないよう、気をつけることが望まれます。

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