幼児教育を受けさせる場合は、子どもが関心を持つものに絞った方が良いでしょう。親の意向で無理にやらせても、力がつくとは限りませんし、一時的についたとしても長続きしませんから、結局は無駄になってしまいがちです。ひと通り全部やらせてみて、子どもが関心を示したものだけ残すというほうが、親子ともストレスを抱えず済みますし、幼児教育に注ぐ費用も手間暇も、実りあるものになりやすいでしょう。例えば小学校受験の勉強内容を見るとわかりやすいのですが、そうした学習をせずじまいになったとしても、将来の学力にさほど影響は及ぼしません。

子どもにしてみれば、パズルゲームをしているようなものです。関心がないのに無理にやらされている場合は、なんら力になることはないと言っていいでしょう。それをやらせない場合、空いた時間はただゲームをしているだけ、ということであっても、関心のあることを喜々としてできるわけですから、楽しい子ども時代とはなるはずです。同じ、学力に結びつかない時間であるなら、好きなように過ごさせてやる、というのもひとつのあり方でしょう。

小学校に入り、中学、高校と進むにつれ、自由に使える時間はますます少なくなっていきます。幼児期は、好きに過ごしていても、差し障りのない貴重な時期です。幼児教育は子どもの関心に沿って、というのはそうした理由からです。関心のあることなら、子どもにとっては自由な遊びの時間となります。

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